タイトル: 「山形エコハウス」視察報告
ランナー: 会員
野木 隆司   さん 
    会員の皆さん、こんにちは。平成21年に入会しました、いわき市役所の野木と申します。
    現在、私は内郷地区の保健委員会の事務を担当しています。保健委員とは、「明るく住みやすいまちづくり」を進めるため、地域の環境衛生及び公衆衛生の活動を展開し、生活環境の向上を図る方々です。内郷地区では、55名の保健委員が、家庭ごみの問題解決等に日々取り組んでいます。
    今回は、保健委員21名が参加し、私も同行した、平成26年11月実施の先進地視察研修について御報告します。
    例年、内郷地区保健委員会では、視察先に清掃施設を選定し、廃棄物の処理過程等について、いわき市との比較検証を行ってきましたが、平成26年度は、省エネルギー、地産地消等の観点から、エネルギー消費や廃棄物処理の問題を再考することとしました。
    視察先に選定したのは、「山形エコハウス」(山形市)です。選ばれた全国20の自治体が環境省「21世紀環境共生型住宅のモデル整備による建設促進事業」補助金を受け、それぞれの地域の気候風土や特色を生かしたエコハウスの実現と普及に取り組むものです。事業背景としては、地球温暖化を防止するため、家庭からの二酸化炭素排出量を抑え、住宅建設、住まい方、改修、建替えのライフスタイル全体において省エネで環境負荷が少なく、かつ快適な暮らしを実現するエコハウスを全国的に普及していく必要がある、というものです。
    「山形エコハウス」の概要及び視察の模様は、画像等のとおりです。延床面積63坪の一戸建てに、地域森林資源の循環的利用、太陽光発電での電力供給、ソーラーシステム温水器の不足を木質バイオマスボイラーが補うハイブリッド型暖房・給湯設備等の、様々な最先端の環境にやさしい技術が盛り込まれた、環境共生型住宅です。1時間程度でしたが、施設職員から詳細な説明を受け、保健委員からは設備の活用方法や効果等について様々な質問が出されました。
    この「山形エコハウス」の視察を通して感じたことを、いわきに持ち帰り、今後の取組手法について模索しようと決意したところです。
    震災後、保健衛生や健康増進等を取り巻く環境は大きく変化しました。再生可能エネルギー、省エネルギー、地産地消等のこれまで普及が中々進まなかった環境分野が注目されています。この状況をポジティブに捉えるとすれば、保健委員はこれら環境分野の視点でも廃棄物問題等に取り組むことが有効と考えます。
    昨今の社会的背景を踏まえ、従前の手法のみならず、多様な視点で保健衛生を捉えることが求められています。日頃の活動や研修等で得た知識を柔軟に活用し、これまでの取り組みを効果的・発展的に持続していくことで、今後も内郷地区の「明るく住みやすいまちづくり」に貢献するものです。

    ◆説明用パンフレットです