タイトル: 3年間使った100円腕時計
ランナー: 会員
平川 英人   さん 
    退職して1カ月経ってから生まれて初めて小遣帳をつけるようになり、現在まで5年4ヵ月継続しています。小遣帳といってもエクセルで自分の使いやすいように作ったファイルのことで、印字したことはありません。この記録によると平成23年7月7日にダイソウエブリア店で100円時計を手に入れました。
    購入した理由は5カ月前にGショックを通信販売で購入したのですが、4ヵ月で動かなくなって、販売元に修理を依頼している間のつなぎとして1ヵ月でも使えればと気楽な気持ちでした。     Gショックは1ヵ月半の間3回も故障して、その度に修理に出して、その間ずっと100円時計を使っていました。壊れた4回目のGショックはさすがにそれ以上修理する気になれず、新しい同じタイプのGショックを今度は通信販売ではなくスーパーで購入しました。
    代用品として使っていた100円時計は正確に時間を刻み、日常的に使う分に不自由を感じませんでした。デザインもシンプルで黒色に統一していて100円には見えないものでした。毎朝いわき公園へ散歩するときには必ず使用しました。調査のときなどは、防水機能はありませんでしたので、海岸で濡れそうなときはGショックでしたが、それ以外の調査の時などは主として使うようになりました。使っている間に愛情を感じ始めて、人に自慢気に見せるようになりました。故障もなく、部品も壊れることがありませんでした。ただ唯一の例外は時計バントを回して、金具を通した後に動かないようにする定革という部品が、取れてしまったことです。この時は100円以上使って修理するのも変なので紫色のゴム紐で間に合わせました。
    今年の1月に入って、腕時計を正面から見ると時刻が判りづらくなったためやや斜めの一方向だけしか読み取ることができなくなりました。もう少しの寿命と思ってふぃーるど102号(3月号)にエッセイとして投稿することにしたら、なんとその時から5カ月間も動いて、購入したときと同じ7月7日にとうとう寿命が尽きました。ちょうど3年間私のために働いたことに感謝しました。安い腕時計でしたが、3年間も長期に亘って使えたことを誇りしました。これを機会に日常品、学用品など身の回りのものを寿命が尽きるまで使い切りたいと思います。