タイトル: いわきへ戻って
ランナー: 会員
和田 隆   さん 
   今年5月に還暦となり、これを機に40年勤務していた化学会社を退社、同時に約10 年続いた単身赴任生活からも解放されました。単身赴任地は東京・大阪で、主に技術営業 的なことをやってきました。
   それまでは工場勤務でしたので、営業センスは全くなく、新しい顧客には、福島県やい わきの紹介から始めました。大阪あたりでは、いわき市を知っている方は少なく、フラガ ールや美空ひばりの塩屋崎灯台の話で少しわかってもらえるという状況でした。
   しかし、2011年3月11日以降は、まったく変わりました。いわき市と言って、分 からない方は皆無で、震災・原発事故を皆さん心配して下さいました。こんな形で、全国 に知れ渡ったのは、ちょっと複雑な感もありました。
   いわきに戻り、縁があり、「いわき地域環境科学会」と「いわき環境研究室」に入会させ て頂きました。会員名簿を拝見させていただきますと、以前工場勤務だった頃に色々な意 味でお世話になった方々の名前もあり、これからは是非、ご指導頂きながら、環境活動を 行って行きたいと思っています。
   そんな訳で、先日「勿来海岸の放射線測定」に参加させてもらいました。10mメッシ ュでの測定は、結構な数になり、しかも砂浜での動きは、普段怠けている私には良い運動 となりました(他の参加者は殆どが私より年上でしたのに)。
   放射線量は充分低く、海水浴に問題ない値でホッとしました。果たして、勿来海水浴場 は県内唯一の海開きとなりましたが、この夏海水浴客が少なかった事は残念でした。
   放射線量測定の際に、勿来海岸の砂浜に「鳴き砂」があることを、橋本先生に教えても らい、自分の足裏で実感し、感激しました。
   是非、いわきが原発等ではなく、鳴き砂等の汚れなき自然のある場所として、全国に名 を馳せる様になればと願っています。