タイトル: 落語的な日常を
ランナー: 会員
鈴木久伸   さん 
   なんでも好きな事を書いて良いからと言われ、簡単に引き受けた このリレーエッセイでしたが、バックナンバーで諸先輩の研究テーマに沿った蘊 蓄あるエッセイを読んでみて、いささか後悔している小生であります。
   震災後に当会に入会させていただき、3ヶ月が経ちました。
   今までの小生の活動といえば、平成7年に「笑いでいわきを元気にしよう!」を合言葉にいわき芸能倶楽部を設立し、落語・漫才・コント・マジック・パントマイム・けん玉・フレアー・音楽など多彩なメンバーと福祉施設慰問や中学校での落語教室・公民館での出前寄席そして各種イベントへ参加してまいりました。
   落語は小学校5年生の時に担任の先生から借りた落語の本がきっかけで、高校で落語クラブを創り、大学では落語研究会に所属していました。
   「落語」といいますと、皆様は古典落語を想像すると思います、八っあん、熊さん、隠居、与太郎が次々に登場し、舞台は貧乏長屋、宿屋、茶店、さまざまです。そこには日常のありふれた空間で織りなす人間模様を通して笑いや、涙を伝えているのです。
   現代の舞台はアパート・ホテル・レストランとなるのでしょうが、そこに集う人々は今も昔も変わりはないのです。「落語」とはこの何気ない日常の中から何か伝えたいものを探しだしていくものだと思います。もちろん面白く。
   落語の世界には悪い人は出てきません、泥棒も間抜けで、酔っ払いも可愛いものです。小生も日常の中から何か大切なものを伝えていければと思っています。
   最後に好きな小話を
   「夕立屋、夕立はいかがですか?」
   「お〜い、夕立屋さん、暑いから店の周りに一雨お願いしますよ」
   「へ〜い・・・ガラガラ・・・」ぽつぽつ・・・ザー
   「すごいね〜、お前さんただ者じゃないな、なに者だい」
   「実は天に住んでいます龍(たつ)でございます」
   「そうかい、でもこの商売、夏はいいが冬は商売替えするのかい?」
   「はい、冬は皆様に暖まっていただきます」
   「へ〜 それもお前さんがするのかい?」
   「いえそちらは、倅の子龍(炬燵)がいたします」
   皆様も暑い日には打ち水を・・・
   おあとがよろしいようで・・・・・・