タイトル: 「eco検定」 を受検して
ランナー: 会員
中西 恒雄  さん 

   先ずは、受検することになったいきさつを述べる必要があります。試験の2ヶ月位前に、小生も入会している福島環境カウンセラー協会の中で、1人が受検するとの話があり、別のメンバーが、「あれは簡単だ、受験勉強などしなくても合格できた」との発言があったのが始まりである。
   帰宅後、インターネットで過去問題らしきものを入手し、挑戦した結果、やっと50点程度であった。合格点は70点以上であり、強いショックを受けたことを覚えている。
別の問題を解いてみたが、矢張り50点程度で、合格点には達しない。環境に関する資格を幾つか持ち、ここ数年、環境に多少たりとも係わっており、もう少し解けるとの自負が脆くも崩れてしまった。しかし、過去問題なるものを解いている間に、環境問題をもっと知りたいと思い、受検することにした。
   受検申し込みをインターネットで行い、受験料(5250円)を郵便局で払い込んだ。
   受験勉強は試験の1ヶ月前頃より始めたが、「あれは簡単だ、受験勉強などしなくても合格できた」との発言が頭に強く残っているため、公式テキストを購入する気になれず、時々関係する文献を読んだり、インターネットで過去問題を解いたが、安心して受検できる状態からはほど遠い感じであった。
   試験の2週間程前に、環境問題に長期間関係した人でも、公式テキストで勉強しないと50点も取れないのが普通とのコメントを見つけ、自分も普通であると思い直し、我慢しないで、公式テキスト(2500円+税)を購入することにした。矢張り、問題は公式テキストの記述に沿って出題されているため、合格安全圏である80点以上を安心して取るには、公式テキストで勉強するのが効率的と思う。
   結果論で言えば、公式テキストを購入しないで、インターネットで過去問題を体験し、関係する情報を読めば、なんとか合格は出来たとは思うが、安心して、試験に臨むことは出来なかったであろう。
   通称eco検定(えこけんてい)とは、東京商工会議所が主催している環境に関する検定試験であり、正式名称は「環境社会検定試験」である。2006年から始まり、今回が9回目になる。試験は2時間、マークシート方式で、合格率は65〜70%、出題範囲は環境問題に関する基礎知識や時事問題で、90問が出題される。受験資格の制限はなく、いわき市でも受検できるのが便利である。
   昨年12月19日に受検した。いわきでの受験者は100名強で、全国では毎回3万人強だそうだ。受験者は男女半々、年齢は20歳くらいから小生のような70歳近い年齢まで平均的に分布していると感じた。
  結果発表は2月上旬であるが、解答がインターネットで公表されているので、自己採点できる。小生は無事合格であった。
 どのような問題がでるかはインターネットで検索すれば、簡単に入手できるので、チャレンジされると良いと思うが、1〜2例を紹介しよう。

今回の第1問(10個)、次の文書の内容が正しいか誤っているかを問われている。

ア) 「国連持続可能な開発のための教育10年」は、持続可能な開発の実現に必要な教育への取り組みと国際協力を積極的に推進するよう、各国政府に働きかける国連のキャンペーンである
イ) 難病の特効薬をはじめ、世界で処方されている医薬品には自然界から得られた原料を使用してものもあり、この自然の“恵み”を生態系の「文化的サービス」とよんでいる。
ウ) 「資源生産性」とは、人間活動が地球環境に与えている負荷を計る指標の一つで、人間1人が持続可能な生活を維持するために必要となる食料生産などに使われる土地及び水域の面瀬で表す。
エ) 森林破壊の原因として、非伝統的な焼畑耕作、薪炭材の過剰伐採、農地への転用、過剰放牧などが指摘されている。森林破壊が進行している途上国の多くは財政難に陥っていることから、自力による森林保全・造成への取り組みが難しい状況にある。
オ) ・・・・・・・

   その他に、今回の問題に出された語句を並べると、人間環境宣言、セリーズ原則、グリーンニューディール、ロードプライシング、WEEE(ウィー)指令、RoHS(ローズ)指令、REACH(リーチ)規則、緑の回廊、ステークホルダー、ビオトープ、環境会計、社会的責任投資(SRI)、エコリーフ環境プログラム、バーゼル条約、ソフィア議定書、ストックホルム条約、熱塩循環、緑のダム、キャップアンドトレード、スローフード運動、生態系ネットワーク、コミュニティガーデン、コージェネレーション、プロシューマー、トレーサビリティ、カーボン・フットプリント制度、生分解性プラスチックなどである。
   矢張り、少し勉強しないと70点以上取るのは大変かも知れない。
   正月に、息子に話したら、そんな資格とって何になるのと言われてしまった。確かに、何の恩恵もないが、少し知識が増えた気がして、・・・・・ 単なる自己満足である。
   尚、好奇心のある人には、是非チャレンジして欲しい。

(追記)
   環境に関する話をするにも、その背景、歴史、意味などを知ることは非常に役立つと思っている。問題は、得た知識を実生活にどのように活用することであるが ・・・