タイトル: 磯の観察会に参加して
ランナー: 湯本高等学校  理研部
佐藤勝哉 さん ・ 阿部慎太郎 さん ・ 松本慎司 さん ・ 齊藤真生 さん ・ 大和田彩香 さん 

 
湯本高校 理科部1年 佐藤勝哉

 今回の観察会では最初にごみ拾いをしました。今は海水浴シーズンのせいか、ゴミが沢山落ちていました。浜辺などにごみが落ちていると、海水に飲み込まれ海に流れて汚くなってしまいます。そういうことを少なくするには、ごみは自分で持ち帰り、次に海水浴で使用する人にも綺麗なままにしてほしいです。
 ごみ拾いの次に行った蟹釣りでは、するめで蟹を釣りました。岩と岩の間に沢山の蟹がいたのに釣ることが難しく、私は釣ることができなく残念でした。その後、磯に移動して観察を行いました。ウニ、アメフラシ、カイなどが沢山いました。特に珍しかったのがクサフグで小柄でかわいらしい模様でした。他にもウツボの超小型版のような魚がいて、沢山の生物が棲んでいることを改めて実感しました。
 昼には海藻の味噌汁や貝のゆでた物を食べ、どれも美味しく頂ました。貝を使ったランプシェードのような展示物を見て、貝殻を処分するより違うものに変えると有効利用できて、環境に良いことだと思います。
 今回の活動を通して思ったことは、海の自然を残していくには、人間一人ひとりが海を汚さないことを目指し、全力で取り組まないといけないということです。



湯本高校 理科部1年 阿部慎太郎


 先日の磯の観察会は、久々の海だったので結構楽しかったです。蟹釣りはいろいろな場所で糸を垂らしてみましたが、なかなかかかりませんでした。でもいそうな場所を探し続けた結果、ようやく一匹蟹がかかってきました。逃げられてしまいましたが、これもいい経験になりました。磯には変わった生物が沢山いました。特に気になったのが薄くて透明な膜に包まれたピンクのアメーバみたいな生物でした。手に持とうとするとすぐに伸びて滑り落ちてしまうのでつかむのに苦労しました。それからお昼の味噌汁のワカメはさっきまですぐ近くの磯の水の中でゆらゆらしていたものなのに手を加えればあんなにおいしくできるんだなと思いました。
 海の中は人間の知らない沢山の生物がいます。目には見えない小さな生き物が水中の有機物などを分解して水をきれいにしたりしているので、ひょっとすると人間よりこれらの生き物の方が正しい生き方をしているのかなと思います。だから僕も生き物を大切にして海などを汚さないようにしていきたいと思います。先日はどうもありがとうございました。



湯本高校 理科部2年 松本慎司


 先日の体験を通して私は、海は生き物の宝庫だと思いました。ですが、生き物が沢山いてきれいだと思っていても、よく目を凝らしてみると沢山のごみがありました。生き物の観察の前にごみ拾いをしましたが、たった10分少々の時間でしたが、かなりのごみが集まりました。今回は広範囲ではなかったのですが、もし地球全体のごみの量を想像するとどれくらいの量になるのか考えるとゾッとします。今はまだ生き物たちも生きていけるけれどこれから先もっともっとごみが増えていけば環境は悪化して、生き物たちも死んでしまうのではないか、そういうことを先日のごみ拾いと海の生き物の観察を通して改めて思いました。



湯本高校 理科部2年 齊藤真生


 先日の観察会は海だったので夏にはぴったりだと思いました。でも海の中の季節は陸よりも先に進んでいるということを聞き、水中の環境変化に関心が深まりました。
 始めに行ったごみ掃除の時に感じたことは、人間はいかに汚い生き物かということです。
 次に蟹釣りをやったのですが、私はなかなか釣れず友達にからかわれるだけでした。しかし、その後移動した磯でクサフグを釣り、ちょっと感動して嬉しくなりました。楽しい観察会でした。最後になりましたが、午後の説明でいろいろな実験を披露してくださった講師の先生方に感謝します。



湯本高校 理科部2年 大和田彩香


 今回の観察会に参加する前に、磯焼けとウニの関係に関する本を読む機会がありました。
 ウニの幼生は無節サンゴモが出すジブロモメタンがないと変態できなく、逆に海中林が出すジブロモフェノールはウニの幼生を死なせてしまいます。そのため、ウニは幼生を変態させる無節サンゴモを守ります。サンゴモも他の植物が増えて欲しくないので、ウニを必要としています。しかし、海中林もその発生を阻止して身を守っています。これまで日本の海はこの関係でバランスが保たれていましたが、近年、海中林が減り、ウニが多くなってバランスが崩れてきたことで、無節サンゴモが増え、無節サンゴモが石灰岩を作るため、磯焼けになってしまうそうです。
 そこで、海中林の種苗の生産、移植をしたり、ウニを駆除したりと海中林を戻そうという取り組みが行われていますが、ウニを駆除しても回復しないという事例が多くなってきています。その原因が温暖化によっておこる高水温・富栄養が海中林の生育に適していないからで、このまま温暖化が進行すると、海中林は崩壊の一途をたどるという危機的な内容でした。
 私が実際に磯の様子を見ても、ウニがいる所は磯焼けが起きているようでした。その様子を見て、本の中の出来事が現実味を帯びて感じられました。温暖化を防止することは磯焼けの加速を食い止めることにもなり、これからの地球環境のバランスを保つこととして、とても大切なことであり、温暖化防止の活動に力を入れて取り組むべきなのだと、地元いわきの海を観察して思いました。



観察会開始前のミーティング風景 海水浴客を遠目に砂浜のゴミ拾いからスタート!


わずかな時間にこれだけのゴミを回収 人工岩場でカニ釣りに挑戦!


磯場へ移動して生きものや海藻などを観察
(年々生物相が貧弱になっており不安です …)
採取した生きものを昼食会場の中之作漁民センターへ


昼食後にウニやヒトデの縄抜け、ヤドカリの引っ越し実験 獲ってきた貝は茹でて試食
(初めての味に子供たちも興味津々)