創立30年の年を迎えて

いわき地域環境科学会  会長  諸橋健一


    あけましておめでとうございます。
    会員の皆様には穏やかな新年を迎えられたと思います。昨年中は、本会の運営にあたりまして、一方ならぬご支援、ご協力をいただきありがとうございました。お陰をもちまして、本会はほぼ順調に歩みを進めることができました。
    さて、いわき地域環境科学会は、昭和63年の創立以来、30年を迎えることになりました。今年は、記念事業として、記念誌の発行、いわきの環境科学遺産の選定などを予定しております。中でも、記念誌の発行事業は、会員全員参加の主要事業となる予定です。
    昨年二度ばかり、いわき総合図書館を訪れる機会がありました。いわき駅前のラトブの4階、5階が図書館が入っているフロアです。5階の図書館の入り口を入って向って左側が、いわき資料のコーナーになっています。
    いわき資料の書架10Aに「40自然科学」と書かれた札が貼られています。そこに、本会の会誌イクオールが、創刊号から29号まで2冊ずつ置かれています。イクオールは自然科学部門のいちばん目立つ、いい所におかれているように感じました。ほかに本会関係の書籍はないか、周囲の書架を見てみました。しかし残念なことに、イクオール以外見当りません。他団体のものは多数ありましたけれど。本会は今年で30年の歴史を誇る全国でも名の通った環境団体です。なんとも寂しい限りです。
    本会ではこれまで、いろいろな報告書などを出してきました。しかし、これらのほとんどは小冊子。しかも、会員の一部の人にしか配付されていません。これでは、折角の貴重な報文、論文等、多くの人の目に留まることはないでしょう。イクオールに掲載されれば、図書館を通して、市民や学生、一般の研究者の目に触れる機会が多くなります。また、これを参考にしたり、引用できる、永久保存の生きた資料になろうというものです。
    今、発刊を予定している30周年記念誌は「いわゆる記念誌」のような体裁をとるつもりはありません。会誌でもなく、「イクオールブックス第1号」として、図書館に置いてもらえる「図書」にしたいと考えています。
    これには、会員の皆さんの積極的な投稿が不可欠です。まだ原稿を提出していない方は、今すぐ提出されれば何とか間に合います。また、イクオールへの投稿もお願いします。そして、みなさんのいわき地域環境科学会での足跡を図書館に永久に残そうではありませんか。
    いわき総合図書館のいわき資料コーナー、自然科学部門の書架を本会の書籍、資料で埋め尽くす。これが私の見た初夢です。