東日本大震災を乗り越えて前進を

いわき地域環境科学会  会長  橋本孝一


   春暖の候 去る3月11日の大震災から二ヶ月以上が経ちましたが、まだ余震が続く中、気が付けば季節は着実にめぐってきています。福島県では、地震に続く津波被害に加え原発事故により多大な被害を受けました。今回の一連の震災で被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。
   本会会報「ふぃーるど」3月号は編集作業中に東日本大震災が起きて作業が一時ストップしておりました。早急に本会の活動を再開し、いわき地区の環境問題という視点から取り組むべき課題を整理し、積極的に事業展開を図ることが急務と考え、新年度はじめての事務局会議を4月18日に開催し、今年度の事業内容等について検討しました。これまで例年実施してきた事業の中には、海辺での自然観察会や小学校の環境学習支援活動等、実施が困難となった事業等もあります。過去2年間にわたって進めて参りました「永崎海岸の浄化プロジェクト」(日本財団助成事業)は、本年度も日本財団から助成金を頂き「いわき海岸環境プロジェクト」事業を実施する予定でおりますが、今回の震災に伴い内容の一部を変更せざるを得ない状況です。
   いわき地区海岸部の津波による影響では、地形的な条件の違いの他、離岸堤や保安林(松林等)の有無等の海岸環境が関係しております。当面、「震災といわきの海岸環境」に焦点を合わせながら、本会として取り組んでいける事業展開を考えていきたいと思っております。現在、幹事会、総会の開催等に向けて準備を進めております。
   今後とも皆さまからのご提案等を頂きながら本年度も積極的な事業展開を図って参りたいと考えておりますので、ご支援くださいますようお願い申し上げます。